関東大震災はまたくるのか?東海地震の予測など。
『他人事じゃない』大震災
2011年3月11日に起きた東日本大震災は本当にいたたまれない気持ちになる地震でした。
今なお災害の傷は残っており、
そんな中で復興に力を入れていらっしゃる方にお会いしたりTVで映っていたりすると
胸がギュッと締め付けられるような思いがします。
2011年3月11日直後の宮城県内の様子
ですが、皆さんもご存じのように、これは『明日は我が身』の災害です。
日本は「地震列島」と呼ばれるほど地震が多い地域ですから…。
そう思うと、どんどん不安になってきてしまいますよね。
そこで、今回は各地域の地震災害の予測について取り上げたいと思います。
地震が起こる場所と時期
大地震はプレートの境界で起こる!
一体、どのような場所で地震は起こるのでしょうか。
下の2つの図を見てください。
日本付近のプレートの分布と1960年から2011年までに起こった地震について
気象庁に掲載されていた図です。
1960年から2011年にかけての地震の分布図(引用:気象庁)
下側の図のカラフルな円は51年間の地震の数だけプロットされています。
それぞれの円の大きさは地震の規模だと考えてください。
円が大きければ大きな地震が発生したということを表しています。
上側と下側の図を比べると、
プレートの境界があるところでは大きな地震が起こっていることが分かりますね。
プレートの地震は規模が大きくなるという傾向があります。
これは、プレートの沈み込みが大きなバネになってしまうためです。
あの3.11の地震も海洋のプレートが陸地のプレートに沈み込んで
陸地がバネのように跳ね上がるプレート地震でした。
これらの図から、人が住んでいない海上と東北地方を除きますと、
プレートの境界がある
●関東地方
●関西地方
●東海地方
●南海地方
で大きな地震が起こってしまうと考えられるのです。
本当に大地震は起きるの?起きる時期は?
残念ながら、大地震は起こってしまう可能性が高いと言われています。
地震の研究では、
「地震は周期的に起こる」
ことがわかっています。
ですから、残念ながら大規模な地震が再び発生してしまうというのは
間違いなさそうですね。
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各地の地震について
地震で気になるのは、「いつ起こるのか」ということではないでしょうか。
残念ながら、現在の科学では天気予報のように地震を予測するのは不可能です。
理由は、地震についての研究がまだ浅く、
大地震の前兆があっても判断ができないためだと言われています。
実は、3.11の6日前から小さな余震が何度も続いていたという研究結果が出ていたそうです。
ですが、それを観測できてもまだまだ予測は不可能で、
「地震が起きる数日、数時間前から備える」
ということは不可能なのです。
ですが、地震が起きるのには周期があるということが分かっているので、
その周期から
「大体いつくらいに起こる」
ということがわかるのです。
そこで、そんな周期から割り出した、地震がいつ起こるのかを地域別に
お話したいと思います。
関東地方の地震予測
最初に人口数No.1と2の東京・神奈川を含む関東地方を見ていきたいと思います。
関東地方で一番恐ろしいのは「首都圏直下型地震」ではないでしょうか。
ここでは関東地方を襲う地震についてお話したいと思います。

文部科学省地震調査研究推進本部は
「30年以内に大地震が起こる確率は98%」 という発表をしました。 ですが、関東の大地震の周期は短くても220年と言われていて、 前回大震災が起こったのは1923年の関東大震災。
「地震が周期的に起こるのだったらあと120年近くも大丈夫じゃないか」 という声が聞こえてきそうですね。 実は、これは数字のマジックなのです。
南関東で周期的に起こるM8以上の地震はあと120年くらい大丈夫ですが、 他の地域で起きた地震やM7程度の地震は98%の確率で起こるということらしいです。 思い出してみると、3.11の時もかなり大きな揺れがあり、 電車が止まって都心から家まで歩いて帰る人も多くいましたね。
今は地震が起きても耐震構造の建物も多くなり、
家屋の倒壊はそうそう起こりそうにはないですね。
ですが、電気が止まってしまったり交通がマヒしてしまったりということは、
この先120年以内に何度もありそうです。
電気が止まってしまうと、高層ビルでは水道なども止まってしまいます。
そういったことも想定して、自分の生活に合った地震対策をしておきましょう。
大阪など関西地方の地震予測
東京、神奈川の次に人口が多い大阪。 その大地震の周期は、と言いますと、 「東南海地震が起こる40年から50年程前から東南海地震が起きてから10年程後までの期間」 と言われています。 それ以外は、と言うとほとんど地震が起こらない地域になるそうです。
「大阪の地震」と聞くと、 「阪神淡路大震災」を思い出される方も多いのではないでしょうか。 実はこの地震が起きたときから、 関西地方では地震の活動期に入ったのではないかと言われているのです。
阪神淡路大震災では、地震の揺れで電柱が倒れたり家が崩れたりという
惨状は、今になっても中々頭から離れません。
しかし、その地震よりももっと強い地震が起きてしまう可能性があるのです。
それが、南海トラフと連動して起こる「西日本大震災」です。
いくつものプレートの地震が重なることで、揺れは更に激しくなると言われています。
その被害者数の想定は、最悪32万人とのこと。
地震の活動期に入っている今、
「いつ大地震が起きてもおかしくない」ともとれます。
阪神淡路大震災の時のように倒壊する家屋は減ったと思いますが、
関東と同じように、交通がマヒしたりライフラインが止まってしまったりということも
考えられます。
しっかりと地震への心構えと対策をし、
いつ大地震が起きても大丈夫なように備えてください。
東海地方と南海地方の地震予測
名古屋や静岡県などの東海地方や和歌山県や四国などの南海地方で、
一番心配なのは南海トラフで発生する「東南海地震」や「南海地震」ですよね。南海トラフでは、 「100年~150年の周期でマグニチュード8クラスの地震が起きている」 と言われています。
前回の地震は1944年と1946年にそれぞれ起こったのでしばらく安心かと思いきや、
その時にずれたプレートは南海トラフ沿いの部分だけで、
他のトラフ(駿河トラフ)の周辺ではプレートのズレが起こっていないのだそう。
ですから、気象庁は
「南海トラフではいつ地震が起きてもおかしくない」
と警鐘を鳴らしているのです。
南海トラフで起きる地震で心配されるのは「津波」です。
気象庁では東海地震が起きると、
地震の揺れや津波などで建物が26万棟全壊し、
死者が約9,200人出ると計算しています。
下の図は、気象庁に掲載されている
「東海地震が起きたときに予想される津波の高さ」を表した図です。
赤の部分は5m~10m以上の津波が起こる危険がある地域です。
愛知県や静岡県の太平洋沿いで高くなっていますね。
東海地震が起きたときに予想される津波の高さ(引用:気象庁)
10mの高さといったら5階建てのマンション位の高さでしょうか。
堤防があるからと言って、安心できませんよね。
いつ起こってもおかしくないとまで言われる地震。
沿岸部の方は、地震への備えに加えて
いざと言う時に逃げる経路を考えておきましょう。
地震への備えを大切に
ここまでお読みいただいて誠にありがとうございます。 今回の特集で、大地震は他人事ではないということが はっきりとわかったと思います。 いつか必ず来る大地震。 それは明日かもしれません。 普段から避難経路の確認や防災グッズを用意するなど、 しっかりと備えておくことが大事ですね。
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